CIMの取り組み

CIM(Construction Information Modeling )とは

実際の宮沢橋を最新のICT技術を活用することで、3Dモデル化します。
現地を確認しなくても、パソコンで宮沢橋の構造情報を共有することが可能となり計画、
設計、施工、管理の各段階において効率的で質の高い建設生産システムを構築できます。

宮沢橋ではCIMを導入し、このような場面で活用してます。

1橋の構造は複雑なため、部材が干渉しないか心配・・・

設計者がパソコン上で図面を作成します。完成した図面を確認しながら工場で部材を組立てます。 現地で橋を組立てる際、いろいろな付属物(点検通路や排水管など)を取付けるので図面だけではチェックできない複雑な箇所は、干渉する恐れがあります。

2将来の維持管理作業性の向上

橋に付属されている排水管が詰まって、水漏れしているようです。 排水管の構造はどうなっていたか? 現地の取合はどうなっていたか? 現地に行ってみないとわからない。補修するにしても調査が必要となります。

3もしも地震が発生した場合、目的地までの導線を知りたい・・

大きな地震が発生したため、橋脚上を点検することになりました。 急なことなので、宮沢橋のこと全く知らない人が点検するには 図面のみの情報では、橋の状況を把握することが非常に困難です。
現場施工時におけるCIM活用として、施工ステップの3Dタイムライナーおよび桁架設の3Dアニメーションの作成を行いました。
3Dタイムライナー
桁架設の3Dアニメーション
送出し架設の3Dアニメーション